【読書】父が娘に語る経済の話【メモ】

2020年3月3日

はじめに

読後メモです。

「 父が娘に語る経済の話 」という本を読みました。

読もうと思ったきっかけは、友人からの紹介です。
めっちゃいいから読んでみて!とおすすめされたので、読んでみました。

表紙が目障りで、なんかぱっと見うさん臭いなぁという印象だったのですが、読んでみて印象がガラッと変わりました。(表紙が目障りだと思う所は変わっていない笑)

内容も読みやすく面白いし、かなり納得感のある話なので、経済ってそもそもなに?って思う方はぜひ読んでみるといいかと思います。

本を読んで考えたこととか感じたことをつらつらと書いていきます。


市場価値と経験価値

私自身経済に関して素人なので、書いてあることが正しいのかといった判断はできない。
だが、内容はそんな素人な私でも読み進めていけるほどわかりやすかった。
中でも特に重要な考え方だと感じたのが「交換価値」と「経験価値」について。

交換価値は、市場で何かを交換する時の価値であり、価格のついた価値で、
経験価値は売り物ではない全く別の種類の価値
例えばアプリ開発に関して言えば、
趣味プログラミングが経験価値
仕事プログラミングが交換価値
と言える

趣味プログラミングはお金にはならないが、開発すること自体が楽しいし、開発を通して新しい知識をえたり、新しい技術が使えるようになる経験が楽しかったりする。これを経験価値と呼ぶ。
逆に仕事プログラミングは、開発することがお金になる。つまり交換価値と呼ぶ。

特に現代において、交換価値が非常に重視されているのは間違いない。
例えば、言語においてもこの言語だったらいくらくらい稼げるなど、全てが交換価値により可視化されている。

しかし自分の人生を考えた時に、交換価値に支配されるべきではないと強く感じた。
交換価値重視、つまりお金やそれに付随する価値を重視することは上を見ればキリがなく、十分に満足するほどの交換価値がえられた瞬間にそれ以上の幸せを得ることができないと感じた。
経験価値においては、それ自体(例えば趣味プログラミング)に価値を見出しており、そこに幸せを感じることができる。
もちろん経験価値においてもいずれ頭打ちが来るのでは?といった懸念(プログラミングにおいて楽しさを見出せなくなったとか)もあるが、それでも交換価値以上に経験価値を重視して行くことは幸せに繋がると思う。
特に最近は、趣味プログラミングをやっていても、この技術をやった方が単価が上がるかな。。。などと考えてしまうことがあるので、そういった考えをなるべく減らし、
自分がやりたい技術は?どんなアプリが作りたい?
といった、自分がやりたいことを軸に据えることで自分の人生を幸せに生きようと感じた。

個人的に面白かった点

本書では、経済を物語で喩えて説明してくれる。
特に映画では、「マトリックス」や「ブレードランナー」を用いて説明しており、私自身もみたことのある映画だったので理解が進んだ。
また「オイデュプス王」という戯曲をベースに、予言は自己成就する、ということが実は経済にも当てはまる側面がある、ということを説明してくれる。
オイデュプス王と経済に関する「予言は自己成就する」という話は全く別物だが、どちらも同じことを行っているのでとても興味深かった。
ビットコインについても少し触れていた。
ビットコインの、発効上限があるという性質についても、今までの経済からみるとデフレに陥った際に食い止めることができないことが明らかだと描かれており、とても納得が行った。
しかし、ビットコイン自体今までの貨幣と全く性質の異なる価値のため、何か別のかんがえかたもあるのでは?と思って少し調べたらいろいろ記事が出ていたので、それについてはまた別途調べてみようと思う